アジア神秘紀行

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ストーリー

悠久の世界遺産を行く~中国~




世界遺産の宝庫、中国。その数はなんと41、アジア随一です。今回は悠久の大陸、中国が誇る世界遺産の数々を厳選して紹介します。

数ある中国の世界遺産の中でもそのスケールにおいて群を抜くのが、1987年に中国で最初に世界遺産に登録された「万里の長城」です。歴代の皇帝が2500年もの歳月を掛けて築造を繰り返した城壁の総延長は8851.8kmにも及び、世界最長の建造物です。「万里の長城」建設の目的は、北方の騎馬民族の侵入を防ぐことにありました。そのため城壁には様々な軍事用の仕掛けが施され、そしてまた建設に携わった多くの人々の想いが残されているのです。
万里の長城と時を同じくして世界遺産に登録された中国を代表する文化遺産が、「兵馬俑抗」です。秦の始皇帝陵の側に築かれた推定8000体の陶俑が並ぶ「兵馬俑抗」は、見る者を圧倒します。その他にも明・清朝時代、約500年にわたって中華世界の中心となった「故宮」など、王朝の栄華を物語る壮大な文化遺産の数々を紹介します。
そして中国の広大な大陸には、たくさんの自然遺産も残されています。内陸部の四川省には、岷山山脈の渓谷沿いにコバルトブルーの水を湛える大小100もの湖沼が続く「九寨溝」や、美しい棚田状の池が特徴の「黄龍」などがあり、何万年もの歳月が創りだした息を呑むような絶景が広がっています。
さらには雲海棚引く幽玄の風景が美しい山々と世界最大の磨崖仏「峨眉山と楽山大仏」や、古来より中国の心の故郷と崇められる霊山「泰山」など、自然と文化が見事に調和した複合遺産も紹介します。

圧倒的なスケールで魅了する中国の世界遺産を求めて、悠久の大陸を巡ります。