第一生命スペシャル 日本 オーストリア ~音楽がつなぐ復興への架け橋~

第一生命スペシャル 日本 オーストリア ~音楽がつなぐ復興への架け橋~

番組概要

音楽は、心と心、人と人、そして国と国を繋ぐ絆です。
世界的オーケストラのウィーン・フィル、ウィーンで活躍する日本人音楽家らによる「オーストリア・フォー・ジャパン」、そしてオーストリアが生んだ偉大な音楽家モーツァルトの故郷ザルツブルクの国際モーツァルテウム財団が東日本大震災の犠牲者への哀悼の思いをどう伝えようとしているのか?さらに、被災者や被災地への支援を、どのような形で届けようとしているのか?
音楽は、想像を絶する苦悩を乗り越えて、未来を信じる希望です。その音楽を通して深く結ばれたオーストリアと日本の絆をめぐる特番です。




6月2日シェーンブルン宮殿の庭園を埋め尽くす10万人と、テレビ中継された世界60カ国の人々の心が、ウィーン・フィルの演奏と共に東日本大震災の犠牲者への哀悼と被災者への支援の熱い思いでひとつになった。ウィーン・フィル楽団長のクレメンス・ヘルスベルク氏は、「このような重要なコンサートを行うにあたり、日本の震災を話題にしないわけにはいきません。多くの日本人の厳しい現状を知らせる大変良い機会だと思います。ウィーン・フィルは、これからも日本と深い友好関係を持ち、日本の皆様を忘れずに応援し続ける、という気持ちを届けます」と話した。

この日、ウィーン・フィルは、ワレリー・ゲルギエフ指揮でシベリウス「鶴のいる風景」を犠牲者に捧げると共に、会場ではボランティアスタッフ50名が、募金箱を携えて来場者から支援金を募った。集まった支援金は、宮城県女川町に建設予定の多層コンテナ仮設住宅を設計した坂茂氏の活動に寄付された。坂氏は、弱者の住環境に深い関心を寄せ、阪神・淡路大震災をはじめ、スマトラ島沖地震や中国四川大地震でも被災者のための建築支援活動を行っている。東日本大震災でも避難所内に簡易間仕切りを設置するなど、被災者のプライバシーを確保するための活動を行った。

宮城県女川町は、津波でほぼ壊滅状態となり、仮設住宅の建築場所もままならなかった。そのため、坂氏は、町の野球場に船舶用コンテナを使用した2・3階建ての多層仮設住宅を提案・採択され、7月にモデルルームを公開。11月に仮設住宅188戸が完成し、震災から7カ月が経ち、ようやく希望者全員が避難所暮らしから仮設住宅への引越しが完了した。

ウィーン・フィルは10月の来日公演時の記者会見で、日本の企業と共に今後の継続的な被災地支援のための基金設立を表明。チャリティー・コンサートも行い、クリストフ・エッシェンバッハの指揮とピアノで、モーツァルト作曲ピアノ協奏曲第23番イ短調KV488の第二楽章を演奏。さらに、ウィーン・フィル楽団員による室内楽のチャリティー・コンサートも行った。

ウィーン・フィルのコンサートマスターで、日本人の夫人を持つライナー・キュッヒェル氏は、「妻が日本人である私にとって、日本は特別な国。私は居ても立っても居られなくなり、日本で演奏することを切望しました。あらゆる物事にはかなさはあります。どんなに悪いことにも善性なところがあります。つらく苦しい被災を乗り越えた時に、この震災がもたらしたこと全てが悪い事ではなく、良いところもあったと思えるようになれるかもしれません」と話した。

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