地球に残された最も豊かな森の一つ「熱帯雲霧林」。北部の山岳地帯・モンテベルデに広がる、雲と霧に包まれた幻想的なこの森には、多種多様な生き物たちが生息しています。
“世界一美しい鳥”といわれるケツァール。愛らしいナマケモノなど、たくさんの珍しい生き物たちと出会い、生命のつながりを実感。自然を楽しみながら環境保護をする「エコツーリズム」発祥の地で、この画期的なシステムを体験します。
コスタリカを代表する花といえばラン。世界の約1割にあたる約1500種類が自生しています。
中でも最も豊富なのがモンテベルデ。ここには美しいランの数々を集めたラン園もある。世界最小の花から、女王と称される華麗な種まで、珍しいものばかり。
熱帯雲霧林で生き延びるために進化を遂げた、輝くランの世界を訪ねます。
今回モンテベルデで泊まるのは、有名なエコホテル「ベルマール」。
自然に負荷をかけない様々な工夫がなされています。蛇口からは清らかな森の湧き水、シャンプーや石鹸は水を汚さないオーガニックのもの。トイレの排出物からメタンガスを作り、シャワーなどの温水に利用。そして庭には無農薬の野菜畑。肥料もホテルから出る生ゴミを活用。そんな地球とつながる心地よい空間で、楽園の風景とおいしい料理を味わうことができるのです。