悠久への旅 とっておきの京都

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放送内容

池坊由紀がいざなう伝統の美

いにしえより、多くの人々に親しまれてきた伝統文化「いけばな」。今回は、その歴史を受け継ぐ、華道家元池坊 次期家元・池坊由紀さんとともに、古都に残された伝統の美をめぐります。
訪れたのは、街の中心に建つ「池坊会館」。さまざな生き物にあふれたロビーや、花ををいけ、写真を撮影するためのアトリエを拝見。
池坊とゆかりの深い刃物店には、池坊の依頼によって生まれた道具がありました。また、四季折々の植物が展示される植物園は、由紀さんが幼い頃より多くの草花と触れ合ってきた場所。かつてその近くにあったという、なじみのクレープ店も訪れます。池坊会館の中にある資料館には、貴重な器や、江戸時代に描かれた絵図がありました。そのすぐ横にあるのが、聖徳太子によって建てられたと伝わる、由緒ある寺。そこで明らかになる、池坊といけばなに関する奥深い歴史とは…。
華道家元池坊 次期家元・池坊由紀さんとともに、長く受け継がれてきたいけばなの彩りと、京の町で咲き続ける、時を越えた美しさに出会います。

いにしえより、四季折々に咲く花と触れ合い、多くの人々に親しまれてきた伝統文化「いけばな」。その歴史を受け継ぐ、華道家元池坊 次期家元・池坊由紀さんとともに、古都に残された伝統の美をめぐります。
街の中心に建つ「池坊会館」では、由紀さんの父、華道家元四十五世・専永さんの趣味をいかした、世界中から集めたというスプーンのコレクションを拝見。さらに花をいけ、写真を撮影するためのアトリエを、特別に見せていただきます。
はさみを中心に刃物を扱う老舗「安重打刃物店(やすしげうちはものてん)」は、池坊とゆかりの深い店。そこには池坊の依頼によって生まれた「わらび手」の花ばさみをはじめ、いけばなに欠かせないさまざまな道具がありました。
大正時代に作られたという公立の総合植物園、「京都府立植物園」は、由紀さんが幼い頃から父に連れられ、足を運んできた場所。四季折々の植物と親しめるこの地で多くの草花とふれあうことは、自身のいけばなに影響をあたえてきたといいます。
そして同じく、由紀さんが幼い頃から家族ぐるみで訪れるのが、クレープの店「クレープメゾン MOCK(モック)」。なじみの店主が作る、お気に入りの味を堪能します。
再び「池坊会館」へ戻り、いけばなの歴史が詰まった資料館へ。そこには貴重な器や、江戸時代に描かれた絵図などがありました。
そんな「池坊会館」のすぐ横に建つのが、六角形の本堂を持つ「六角堂」。6世紀の終わりに建てられたというこの寺で明らかになる、池坊といけばなの奥深い歴史とは…。
華道家元池坊 次期家元・池坊由紀さんとともに、長く受け継がれてきたいけばなの彩りと、京の街で咲き続ける、時を越えた美しさに出会います。