旅人

編集者石川次郎
石川 次郎
世界中を旅してきた石川には、その国その土地に友人はいる。
しかしそれらはすべて現地で知り合った人達だ。タイで今回訪ねた4人はすべて日本で知り合い、それも30年近い付き合いの友人ばかり。
そんな彼らがなぜ、今タイで暮らすかを知るための今回の旅。
「この国の魅力は」の問いに、共通していたのは「この国にいると子供の頃に戻ったような不思議な安らぎがある・・・」そう答えた。
もちろんタイと日本は風土も違うし、成り立ちも違う。それでもアジアという風土の中で、稲作農耕という文化を共有してきたタイと日本には多くの響きあう文化や風景があり、そんなものに触れたときと多い記憶が呼び起こされるのかもしれない。
そしてなにより石川が感じたのが、ここで暮らす友人すべてが生き生きとしていたこと。それは彼らと出会った30数年前と同じように・・・・
やはりタイは我々にとって楽園なのかもしれない、石川はそう感じた。